ミリア戦記(二章)西の魔女編に出てくる登場人物の紹介です。 特に注釈がない場合は女性です。 背景の色でチームの違いを表しています。黄色が
ゆうしゃパーティ、水色が
水魔女軍団です。
先鋒戦
- マーサマーニャ(メイド勇者)
「お嬢様ぁ、そんないかがわしいこと、興味を持つには早いと思われます。 お止めくださいますよう……って話をお聞いてくださいまし! あ〜れ〜!」
二人目の公認勇者。
もとは、とある貴族に仕えていたメイド。
一人娘の世話が主な仕事であったが、武術の腕も確かであったがため、
本人の知らぬ間に勇者さまトーナメントに参戦することに。
なんだかんだで優勝してしまっため、貴族から国へと雇用主が変わり、勇者となることを強要される。
前述の女の子も冒険についてくることとなり、厄介なお嬢様を真人間にすべくと世話を焼きつつ勇者業もと、2足のわらじを履いている。
従順でいて、全てを完璧にこなそうとするが、いつも他人に引っ掻き回される。
- レモーヌ(黄色セイラー)
「コルエットお姉様は完璧無欠です。 私は少しでもお姉さまのお力添えできるように頑張りますので、見ていてくださいね!」
水魔女配下の黄色コスチュームの水兵さん。しっかりものだけど、戦闘能力は低い。
コルエットの昔からの付き合い。おこがましいとも思いつつも、優しすぎる彼女の支えになりアドバイスを送る。
名物「仕置と褒美」のルールを作ったり、水魔女になるきっかけを与えた人物。
セイラーには珍しく、魔法力は殆ど無いためデッキブラシを用いて闘う。
可もなく不可もない性格。
次鋒戦
- リボン(姫騎士)
「そこまでです! わたくしの目の黒いうちはここで無体はさせませんよ? 神妙にお縄につきなさい。 さもなければひっ捕らえてみせます☆」
謎の蝶仮面剣士、その正体は中央王国のお姫様。
好奇心旺盛で冒険者の話を聞くのが大好き。
王宮の窮屈な生活に嫌気が差しており、しばしば城を抜け出す。
赤い蝶のマスクで顔を隠し、城下町に出現するモンスター退治するなど
人知れず治安活動を行なっている。
勇者トーナメントではその正体が国民にバレてしまうものの、
開き直って治安活動は続けているのは、公然の秘密である。
剣の腕もピカイチ。
お転婆であるが、一方でしっかり者。
- マロロン(緑色セイラー)
「ふふふふふ、あなたの弱点を発見してしまいましたッ。 はい、もうノートに書き込みましたので、残念でしたッ……!!」
水魔女配下の茶色コスチュームの水兵さん。のんびりだけど、鬼畜。
とある島の部族の生き残り。島で最後の一人になってしまったところを
コルエットに拾われる。コルエットに次ぐといわれるほどの水魔法の使い手に成長した。
何故か過去形でしゃべる不思議ちゃん。
中堅戦
- キサナ(魔物狩り)
「……うちはこの血肉脇踊る感じが好き。 こんなに本気になれる相手がいるなんて。 ちょっと君のこと見くびっていたなー」
ミリアの幼馴染で同郷。幼少時はミリアをいじめるリーダー格だった。
ミリアより自分のほうが勇者にふさわしいと思い、冒険の旅へ。
勇者トーナメントでミリアに敗北したことでミリアを勇者と認める。
それからは人助けをミリアに任せ、自身は趣味のモンスターを刈る生活をしつつ、
先々でミリアの手助けをする。
7つに変化する独特な魔法武器を持っている。
好きなものに対してはなかなか素直になれないが、姉御肌で気に入られると頼りになる。
- マスカ(緑色セイラー)
「きゃははっ、ばーかばーか。 こんなのに引っかかるなんて。 あたしはもともと海賊だから、他のメンツのようにお上品じゃないの」
水魔女配下の緑色コスチュームの水兵さん。
海賊をしていたところ、コルエットに出会う。
彼女の生き方や考え方に共感し、その助けになるためセイラーになる。
武器は水風船爆弾を使う。
キャピキャピしてるけど柄は良くない。
副将戦
- サキ(脱衣格闘娘)
「は……恥ずかしい! また脱がないといけないなんて、もう、えーん! 闘う度に脱ぐとか、この縛り……いやですよもう〜」
脱げば脱ぐほど強くなる脱衣格闘家。羞恥に耐えてこそ強くなる。
その公式は、強さ=基礎体術+脱衣枚数×恥ずかしさ。
脱衣格闘の流派の本家跡継ぎであったため、修行に明け暮れていた。
コルエットの反乱時に国王軍に見出され前線に起用されると、
一騎当千の働きで反乱軍の勢いを止めた。
その活躍を持って正式に国王軍に入り、その後も何度もセイラー軍団と小競り合いを繰り返している。
勇者トーナメントではキサナに脱がされてギブアップしてしまった。
恥ずかしがり屋さんで、はきはきと明るい性格。
- ストロべル(赤色セイラー)
「あっはっは、いけいけタコさんー。 蹴散らせ―、脱がせ―♪ 何これたっのしー♪」
水魔女配下の赤色コスチュームの水兵さん。
漁師の娘、漁中に遭難したおりにコルエットに助けられる。
その事故で両親を失ったためコルイエットに拾われた。
現場の叩き上げでのきのきと頭角を現し、セイラーの最高位の委員長セイラーに。
魔法道具、水鉄砲の使い手。
楽天家だけど頑張り屋さん。
大将戦
- ミリア(勇者)
「わたし負けないように頑張ります。 ぁ、でももうえっちな目にはあわないですか……? え、ぅ、あっちゃうかもしれないですか。 あうう」
ある日突然ゆうしゃ様に選ばれてしまった世界一勇気の無い勇者さま。
勇者の修行をつみ、冒険をこなし、そこそこ戦えるようになってきた。
頼まれると嫌と言えない性格が災いか幸いか、様々な困難に立ち向かう。
いつも恥ずかしい目にあわされるのは困りものだが、
苛められっ娘に戻りたくないため、どんな仕打ちにも健気に戻頑張ってる。
国の予算から冒険費が出るためお金には困らない。
勇気のない、流されタイプの勇者さま。
- コルエット(水魔女)
「仕方がありません……仕置きを受けてください……。 ああっ……そんなに恥ずかしそうにして……ごめんなさい。 お可哀想……なんと可哀想な……、はぁぁぁぁ……ん★」
西の塔の主。世界を混沌に陥れる4魔女の一人で、水を操る。
コルエットは年端もいかぬ頃、住んでいる島が火山の噴火によりすべてを失ってしまう。
彼女は若くして大魔法級の水魔法を使えたため、多くの人びとの命を助けて回った。
慈しむ心をもった彼女は人々に愛され、多くの人から協力を得ることができた。彼女は孤児になった少女を匿い、学校を作り、一つのコミュニティとして自治を行なうようになった。
時が経ち、中央王国の影響が及んでくると争いを好まず王国の統治下に組み込まれた。
王国の高圧的な統治が人々の不満を呼び、島々による反乱が引き起こると、周りに促されしぶしぶながらも反乱軍に加わった。
みんなを守れる強さを求めて水魔女となる。
仕置と褒美を持って学生をセイラー軍団に編成し、指揮をとる。
魔女様には珍しくM属性か。